プラセンタってなに?どんな働きを期待できる?

プラセンタの美容成分としての働き

プラセンタとは、胎盤、または胎盤からの抽出物を差します。

胎盤はほ乳類が母体と胎児の代謝物を交換するための器官です。見た目は大きいレバーといった感じで、栄養が豊富で人間以外の哺乳動物は出産と同時に母親が胎盤を食べてしまうそうです。

これは外敵からにおいを防ぐためともいわれていますが、胎盤にはとても重要な栄養分がたくさんあるためともいわれています。一部地域でも栄養源として胎盤を食べる文化もあるくらいで、最近では医薬品や化粧品、健康食品等に利用されています。

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クレオパトラやマリーアントワネットも愛用していたといわれ、近代ではマリリンモンローやオードリーヘップバーンも老化防止や美肌効果のためにプラセンタを使っていたといわれています。

中国では「紫河車」という漢方薬で使用されていたプラセンタ。日本においても不老長寿の薬として使われ、戦争時代の食糧不足の時代、妊産婦の母乳分泌不足対策として研究開発されていました。

さらに現在では研究・開発が進み、体内において調整作用をもつプラセンタはその自然治癒力を高める薬として、医薬品や化粧品などに利用されています。更年期障害の治療薬である「メンスモン」、肝硬変治療薬の「ラエンネック」が認可を受け、医薬品として発売されています。

最近ではプラセンタ錠剤では治らないとされている産後うつが、自らの胎盤から取ったプラセンタを摂取したら改善傾向が見られたという報告もあります。

プラセンタと健康について

3大栄養素であるたんぱく質、脂質、糖質のほか、ミネラル、ビタミンを加えた5大栄養素、各種アミノ酸、活性ペプチド、核酸、酵素等非常に多くの栄養素を含んでいます。したがって、健康への効果も期待できるというわけです。その効果は非常に広範囲に及び、以下で主なものを取り上げてみました。

まずは活性酸素除去作用です。活性酸素は細胞を酸化させ老化させてしまうという女性の敵のような物質です。この活性酸素を除去し、細胞の酸化を防止する効果がありあます。

次に内分泌系の調整作用です。内分泌系とはホルモンを分泌する内分泌腺や内分泌器官の集まりのことで、生体内の生理状態を調節して神経系と共に体内の恒常性を維持し、ストレス反応にも関与しています。この重要な器官の調整をしてくれる効果があります。

そして、肝臓の働きを強めて、体内の解毒機能を強化する効果もあります。デトックスと言われるのがこの効果ですね。

他にも基礎代謝の向上(ダイエット効果)、免疫力の向上(風邪を引きにくくなる)、抗炎症作用(外傷等の炎症の抑制)、血行促進(肩こり改善等)等々多くの効果が上げられます。ここまで多いと万能薬のような印象を受けますね。

また、更年期障害の治療にプラセンタを原料とした医薬品が使用されていることも付け加えておきます。プラセンタが更年期障害に効果を示すしくみについては、動物実験などから、ホルモンバランスを整える「内分泌調整作用」 や、自律神経のバランスを整える「自律神経調整作用」などによることが明らかにされています。

プラセンタの安全性について

狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)が話題になる前までは、化粧品等で使用されていたプラセンタの多くは牛の胎盤でした。

しかし、厚生労働省から、2001年3月12日以降、牛や羊など反芻動物の胎盤を原料したものを含んではいけないとの通達があって以降は、プラセンタは牛から豚へと置き換わる事になりました。

基本的には牛の胎盤を使った化粧品であっても、感染する可能性は低いのですが、お国は念のためこれらを化粧品材料として禁止したのでしょう。

さて、現在流通している豚、そして馬のプラセンタの安全性も考えてみましょう。結果から言ってしまうと、相対的に見て馬の方が安全性は高いです。まず、馬の体温が豚に比べて5〜6℃高く、寄生虫がいつく環境ではありません。

また、馬は奇蹄類なので狂牛病にかかりません。

そして、馬は他の家畜に比べて添加物やホルモンのような薬剤を多用することができない、抗原度が低いことからアレルゲンになりにくく、アレルギー反応が起きにくいという特徴があります。

とは言っても豚プラセンタが主流ですので、馬プラセンタに限定してしまうと選択肢は一気に狭まってしまいます。豚プラセンタの安全性の指標としてはSPFプラセンタというものがあります。

このSPFプラセンタは、危険性がある菌などに感染しないよう厳しい管理のもとで育成された豚から得られたプラセンタを原料としています。従って、SPFプラセンタに未知の病原体が存在する確率は非常に低いと考えられます。